高木正勝氏の映像制作

先にちょっと触れた高木正勝さんを紹介したappleの映像

silicomで活動しているのをremixとかで読んでて、そのCDを買って聴いてのがもう何年も前の事。後にソロの活動で映像や音楽を制作しており、その映像やCDも聴いていたけど、その時はまだ映像をエフェクトで誤魔化したような粗雑な印象を持っていた。しかし数年にわたりその手法は多岐にわたっていき、ここまで進化していったようだ。
カメラ自体は決して高いものではなく、重要視しているのはデジタルによる編集の方であるようだ。基本的には映像というのは、撮影50:編集50だと自分では思っているのだけれども、高木さんの方法は編集の割合が大きいようだ。然し、PCやMACの性能向上、安価化がその手法に味方した。誰もがこのやり方をマネできるわけではなく、「何かを突き詰めて形にしていく」という工程を日々やり続けられるという事が天性の才能なのだろう。もちろんセンスも極めて重要になっている。いずれにせよその結果が国内外の非常に高い評価に結びついていたという事実が、これからのデジタル映像制作に大きな弾みをつけている事は間違いない。
やっさん