動画変換ガイドライン①

最近の多くなってきた問い合わせの一つに動画の変換があります。昨今テープレスカメラが多くなり、テープの代わりに出てきたのがHDDやカードに収録するタイプのカメラなのですが、それらを撮影した後にDVDなどに録画する際、必要となる作業が動画の変換、いわゆるエンコーディングという事なわけです。
一番ポピュラーな方法は、Final Cut ProやEdius PROで取り込んでから別ファイルに変換する、という方法でしょう。特にEDIUSは5になってから書き出しの種類が急に増え、然も設定も細かくできるようになったので充分使えます。Quick TimeにはMacが強いかも知れません。
そんな編集ソフトで機能的に足りない部分は、変換の時間が遅かったり、また変換後のファイルサイズが読めなかったりする事です。そこでいくつかのフリーソフトを試していき、とりあえず辿り着いたのがこの二つ。
●SUPER C http://www.gigafree.net/media/conv/super.html 妙に細かい設定が可能
●iWisoft Free Video Converter http://www.gigafree.net/media/conv/iwisoftfreevideoconverter.html このソフトがベストだと思いました。使い勝手も良いし、予想ファイルサイズが出るのが秀逸。このソフトと同じようなデザイン、仕様のものがフリーや市販品でいくつか見受けられますが、とりあえずこれは結構使えてます。
最近よく話題なのが、AVCHD。一眼カメラの動画フォーマットなどに採用されており、非常に軽い圧縮ファイルなのですが、mpeg2などよりも断然扱いにくいとされてました。民生用の編集ソフトはほとんどがこのファイルを直で編集できませんでしたが、EDIUS NEO2でネイティブ編集が可能になったそうです。(4月中旬にはアップデート版pro5.5でEDIUS PRO 5もネイティブ編集が可能になる、らしい)そうは言っても、現行のソフトのままで編集するためには変換が必要です。試しにAVCHDを上記のFree Video ConverterでAVIに変換してみましたが、若干画質が落ちるような気がします。(インタレース等の設定が合わなかったのかもかも)加えてHDからSDへのダウンコンバートも、やってみると結構手間だったりします。HDに徐々に移行していく過渡期の中で、色んな場面で動画変換の必要性が増えるような気がします。
やっさん